口腔ケアの重要性と必要性

漫画でわかる口腔ケア
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口腔ケアの重要性と必要性について。2008年に母が脳梗塞で倒れてから介護を始めました。介護用品など介護全般に対する知識は増えてきましたが、余りにも多くの話をすると混乱するので、このサイトでは口腔ケアに絞ってお伝えする事に致しました。

さっそくですが口腔ケアをされる側の正直な感想です。母曰く「痛いし、しみるから嫌」な事らしいです。とは言え、単純に考えても寝たきりの状態で歯磨きは不可能ですし、うがいをする事も非常に困難な作業となります。

ですが口腔内を清潔に保っていなければ様々な疾患が考えられるためにそれらの病気を予防するという意味で重要になります。取り返しのつかない病気も多々ありますから、口腔ケアは毎日の介護として必要不可欠と言えます。

代表的な罹患としては「誤嚥性肺炎」「虚血性心疾患」等が有り、場合によっては重症化する事もあるらしいです。歯や口の機能を保つ意味でも理解いただけると思います。

口腔ケアで必要なアイテム

口腔ケア用品は用途により数多くありますが、通常の介護で使うアイテムと言えばなんと言っても「スポンジブラシ」です。人によっては消毒液(病院や薬局、あるいは介護士さん等の指導で選んでくださいね)を使う人も居るようですが我が家では水道水を使います。

オーラルエイド商品一覧写真

スポンジ型の歯ブラシと言えば分り易いでしょうが、一般的にはスポンジブランと言う方が多いようです。そして普通に考えれば解る事ですが、介護って毎日の作業ですし、口腔内のケアも毎日する必要があります。それなのにスポンジブラシは使い捨てです。

使い捨てにする理由は簡単、スポンジ部分の小さな穴にたまったゴミなどを媒体として細菌類が繁殖しないように、清潔に保つ必要があるからですね。スポンジを完ぺきに洗う事は不可能ですよ、だから使い捨てにするのです。でも困る点があります、ランニングコストです。

「毎日だから出来るだけ安い物が欲しい。もちろん安心な製品であることも重要だ」なんて考えて思いついたのが「オーラルエイド」です。これを知り合いに話をしたら「他社よりも安く作る事は可能ですよ」との返事。そして「オーラルエイド」の開発が始まったのです。

具体的な口腔ケアの手順

口腔内を清潔に保つことが重要だと気付いたからは当然のことながら、手順、あるいは方法を知りたいと思うでしょう。私も当初は自己流で始めようかと思っていました。ところが専門的な知識もないままに口腔ケアを始めても、清潔に保つために必要な清掃箇所や手順を知らなければ意味がありません。

また、むやみに口腔内を触っても痛がるばかりで効率よく行うことが出来ません。さらに怖いのが、スポンジブラシの先などで口腔内を傷つけて、最悪の場合化膿する危険性もあります。ですので最初は専門家(介護士とか看護師、あるいは医師)の指導を乞う事をお勧めします。

ネット上では口腔ケアの方法を紹介するサイトが多々あります。またユーチューブなどの動画サイトでも見ることが出来ます。ですが見よう見真似で口腔ケアを始めても、所詮は素人の域を出ません。やはり最初に正しい知識を得て、介護に生かす事が重要だと私は思います。

介護をする立場になって思った事

介護用品の必要性を実感するのは誰にでもある事だと思う。もちろん今すぐと言う立場の人も居れば随分先の将来に思う事かも知れない。正直な話し、私は6年前まで介護用品が必要になるとは思っていなかった。表現を変えれば介護用品という単語を思い浮かべる事もなかった。

だが2008年に母が脳梗塞で倒れてから実感する事が多くなった。幸いと言う言い方で正しいのか良く解らないが、脳こうそくで倒れた母はその後、車いすでの生活を送る事になりました。意識は以前と同じ感覚だから、普段と同じ生活を贈りたいという気持ちは痛いほど分った。

単純に車いすが無ければ普段の生活が成り立たないだけで、簡単な調理ぐらいなら何とかできる状態である。少し前に趣味として始めた手芸も、それなりに仕上げることが出来る程度である。だから逆に他人の(たとえ息子であろうとも)手を煩わせるのは極端に嫌がった。

そういった気持ちがあるからこそ、寝たきり状態に成らないのかも知れない。もちろん担当医からは様々な情報や助言を頂いており、それらを基に普段の生活を送っていた。そしてそれら全ての行動が普通の生活と成り、馴染んできた頃に思わぬことが起こった。

簡単に話そう、今年の夏前に、母はちょっとした事で車いすから落ちて足首を骨折した。普通の状態であっても大変な状況だが、普段は車いすでの生活を送っている。はっきり言えば寝たきりの状態である。

この時に私は「介護用品の必要性を実感」したのである。多くの健全者から見れば、寝たきりになった老婆はどのような神経状態にあるのか、そして介護する立場の人から見てどれほどの苦労があるのか、知る由もないだろう。

例えば介護士とか保健士とか、あるいは看護師などであれば、それなりの教育を受けているから、どのような方法で介護をすればよいのか直ぐに判断できるだろう。だが私は介護に関する知識は皆無である。

病院の医師等から聞いた方法で妻が介護をする事に成る。そして用意する必要のある介護用品の一覧が「病院から手渡された」と言って妻の手から私の手に渡されてきた。それらを見ていて私は思った。書かれているアイテムをどのように使うのか私は全く知らなかった。

以下続きはブログ記事をご覧ください。有限会社、大村土木工業代表 上森徳行(代筆及び編集、末森冨士雄)