若者が担う介護の現実|ヤングケアラー問題を考える、その2(2026年版)

若年が行う介護問題、2026年のイメージ画像|ChatGPTで作成 介護の日常・気づき(日記)
若年が行う介護問題、2026年のイメージ画像|ChatGPTで作成

私はこれまで介護に関する情報を調べたり、実際に関わる中で、「若い世代が担う介護」という問題に強い関心を持つようになりました。いわゆる「ヤングケアラー」と呼ばれる人たちの存在です。

イギリスでは、病気や障害を抱える家族をケアする18歳未満の子どもを「ヤングケアラー」と定義し、国として支援する仕組みが整えられています。学校や医療機関とも連携し、早い段階で気づき、支援につなげる体制があると聞きます。

一方で日本はどうかというと、少し前まではこの言葉自体がほとんど知られていませんでした。2020年代に入り、ようやく社会問題として認識され始め、行政の支援も少しずつ整備されてきたという段階です。

ただ、私の実感としては「まだ十分に知られているとは言えない」と感じています。

ヤングケアラーの現実を知ってください

介護者支援に取り組む日本ケアラー連盟の代表理事、牧野史子さんは「病院や学校が、子どもを取り巻く環境にもっと目を向けるべきだ」と訴えています。実際に、若い頃から介護を担うことで人生に影響を受けた人の例は少なくありません。

例えば、ある男性は16歳の頃から働く母親に代わって祖母の介護を担い、その結果、心身のバランスを崩し高校を退学することになったといいます。この話を初めて知ったとき、正直なところ私はこう思いました。

「そこまで影響が出るものなのか?」と。

世の中にはもっと厳しい環境で生活している人もいるのではないか、という気持ちもありました。しかし、改めて考えてみると、それは単純な比較では測れない問題だと気づきました。

若者にとっての「介護」の重さは何?

若い世代にとって本来の役割は・学ぶこと・進路を考えること・社会に出る準備をすること、です。しかし、介護を担うことで・自由な時間がなくなる・精神的な負担が増える・将来の選択肢が狭まる、といった問題が生じます。

特に大きいのは「逃げ場がない」という点です。家族の問題である以上、簡単に放棄することはできません。だからこそ、知らず知らずのうちに負担を抱え込み、心身に影響が出てしまうのだと思います。

周囲はどこまで関われるのか、という問題。

牧野さんは、学校や病院がもっと気づくべきだと訴えています。確かに・欠席が増えた・様子がおかしい・家族の付き添いが多い、こうした変化から気づける可能性はあります。ただ私は同時に「すべてを学校や医療現場に任せるのは現実的ではない」とも感じています。

実際、教師の負担は非常に大きく、近年は精神的な問題を抱えるケースも増えています。看護師についても同様で、人手不足が深刻化している中で、さらに役割を増やすことは簡単ではありません。

私の身近にも看護師がいますが、現場の大変さは想像以上だと感じています。

解決の鍵は「一人に任せないこと」

ではどうすればいいのか。私なりに考えているのは「特定の誰かに責任を押し付けない仕組み」です。・学校だけに任せない・医療だけに任せない・家族だけに抱えさせない、これが重要だと思います。

そのためには・地域での見守り・相談できる窓口の整備・経済的支援の充実、といった複合的な対策が必要です。私たちにできることについて「大きな制度の話はすぐに変えられませんが、身近なところでできることはあります」

例えば??「声をかけること」です。もし周囲に・疲れている様子の若者・家庭の事情で悩んでいそうな人がいれば、「少し休んだらいいよ」と一言伝えるだけでも違うと思います。介護は責任感が強い人ほど、自分を追い込んでしまいます。

だからこそ「あなた一人で抱える必要はない」というメッセージが大切だと感じています。

ヤングケアラーの問題は「見えにくい社会課題」です。本人が言い出せず、周囲も気づきにくい。だからこそ、問題が長期化しやすいのだと思います。私は「個人の問題ではなく社会全体で支えるべきもの」だと考えています。

もしこの記事を読んでいる方の中に「自分も当てはまるかもしれない」と感じた方がいれば、どうか一人で抱え込まないでください。そして周囲にいる方も「気づくこと」「声をかけること」を意識してみてください。

それだけでも、この問題は少しずつ変わっていくのではないかと私は思っています。

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