若年が行う介護問題、その2

介護と言えば看護師の仕事?英国では病気や障害と言った問題を抱える家族に対してケアをする人が18歳以下の場合「ヤングケアラー」と呼ぶらしい。もちろん政府としてのバックアップがあり社会的に支援されている。その一方で日本には同じような支援はないし、その存在そのものが認識されていないように思う。

介護者に対する支援を続けている(東京の日本ケアラー連盟、代表理事)「牧野和子」さんは「病院や学校が子供の置かれた環境にもっと目を光らせるべき」だと訴えられています。

牧野さんが支援する25歳の男性は16歳の頃から「働く母親の代わりに」祖母の介護を担い、その結果心身のバランスを崩して高校を退学する結果につながったらしい。個人的には介護するぐらいにで心身のバランスを崩すのか? と言う疑問と共に「もっと厳しい条件で生きている人は大勢いる」と言う感情を持つが、現実問題として若年介護の問題として考えるべきかも知れない。

さらに「子が親に付き添って来院した場合とか、生徒が学校に来ない時、看護師や教員は介護が根本的な要因となっている可能性を考えて欲しい」とも訴えています。だが、全ての可能性を教員や看護師に押し付ける事は難しくないだろうか? 最近よく聞く話の一つに「教師の鬱」がある。あまりにも多くの責任を押し付けられて、結果的に自由を奪われて人間性を崩していく。

また看護師に至っても「人手不足」はよく言われる事で、また今後の少子高齢化社会を考えた場合、今以上に看護師の需要は高まる傾向にある。現場では「看護師の責任が高まりつつあり」その責務に付いて行けずに離職する人が後を絶たないと聞く(実は娘は看護師です)

確かに若年介護に関する問題を考えた場合には、気付ける立場の人と言うのは限られているが、だからと言って、今でも責任が重くのしかかる人たちに、若年介護の問題を解決してください、と言うのは筋違いだろう。

もっとも、だからと言って根本的な解決策を渡しが考え出している訳でもないのだが…

と言う訳で身近に「若年介護」で悩んでいたり、疲れていたりする人を見かけたら「少し休みなさい」と近所の人が声をかけるべきでしょう。そして介護に対して責務を感じないようにアドバイスする事が一番だと思います。

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