スポンジブラシを利用されていますか? 寝たきりの高齢者は口腔ケアが必要となりますが、その際に使用すると便利なのがスポンジブラシです。多くの介護施設では既に使われているアイテムで、施設内の売店でも販売されている場合があります。
その一方で経費削減の為に(スポンジブラシに限らず無料では有りません)脱脂綿をピンセットではさみ、口腔ケアをする介護施設もあります。ですが脱脂綿を使うのは介護のプロだから出来る訳で、一般の家庭では脱脂綿を使っての口腔ケアは難しいと感じます。
例えばピンセットの先端で口腔内を傷つけたら……等と考えたら恐ろしくなりませんか? もちろんスポンジブラシでも傷つける可能性が無い訳では有りません。ですが、介護に不慣れな人が口腔ケアをおこなう際の危険性を考えれば脱脂綿を使うよりも非常に低くなると言えるでしょう。
スポンジブラシを利用する事に対して賛否両論あることぐらい理解できますが、介護に不慣れな人が高齢者の口腔ケアをおこなう場合には、便利グッズがありますので、介護する際の労力の軽減と言う意味でも利用される事をお勧めします。
違う角度から考えてみましょう。健常者が歯磨きをする際には「歯ブラシ」を利用し、洗面台の前に立ち、自分自身の手でゴシゴシと言う感じで行います。この際には歯磨き粉を利用する方が多いようで、一部、電動歯ブラシを利用しているとか歯磨き粉ではなく塩を使う人も居るようです。
一方、介護が必要な方は歯磨きをどのようにすれば良いでしょうか? 例えば立つことが困難な方(車いすを利用している方)とか、あるいは寝たきりの方、見方を変えて、意識レベルの低い方、嚥下障害のある方等、健常者と同じ考え方で歯磨きをすることが難しい場合があります。
この様な場合、一般的に言えば介護する側の人が、介護される人の代わりに歯磨き(口腔ケア)を行う必要があるわけで、洗面台が無ければ口を漱ぐ(すすぐ、洗い流すの意味)こともできない訳ですね。だから洗い流さなくても使えるスポンジブラシを利用します。
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ところで、スポンジブラシを利用する際には他の便利グッズも合わせて使われる事をお勧めします。例えば「口腔ケア用ウェットテッシュ」「口腔洗浄用液」「舌ブラシ」あるいは保湿ケア用品として保湿剤(ジェルタイプとリキッドタイプがあります)等もお勧めです。