口腔ケアの手順に関する提案

comic05高齢者等に対する口腔ケアをおこなう場合、初心者にはスポンジブラシの活用を提案していますが、実際にオーラルエイドを使用する際の手順を観点に説明しました。基本的にネット上で公開されている情報では十分に説明が出来ませんので、専門家の指導の下、作業を進め方など、手順を覚える事が重要です。

スポンジブラシの活用方法ですが、やはり、口腔ケアの手順を覚える事が先決だと思います。とは言え最近はネットが発達した関係で多くの情報が出回っていますが「口の中をケアする」という重要な事ですから、それらを全て鵜呑みにすることは避けた方が無難です。

この様に個人的な意見を持っていますので、口腔ケアの手順についてはごく簡単な説明だけにとどめたいと思います。さてまず、用意するものはオーラルエイド(スポンジブラシ)と洗浄液です。洗浄液は水道水でも代用できますが、衛生面と消毒という観点から言えば市販の洗浄液がお勧めです。

基本的な事ですが、口腔ケアは毎食後が基本です。食事をした直後はそれほど雑菌は多くありません(食品を飲み込む際に雑菌も一緒に飲み込むため)が、雑菌が増える要因となる食べカスが残っている食後が一番効果的です。だから、雑菌が増える前に始める事が重要です。

そして始める直前に口腔内をよく観察する事が重要です。実は口腔内が乾燥していると、チョットした事で粘膜をキズ付ける事になります。特に高齢者は皮膚等の組織が弱っているので、簡単に傷つきます。乾燥しているかな? と思った時は迷わず保湿ケアをしてからお口磨きを始めます。

そして何度も言う事ですが、介護をする過程での口腔ケアはその他の作業も含めて専門家の指導を受けてから始めましょう。一部の介護施設では口腔ケアに脱脂綿をピンセットで挟んで行っている場合もありますが、初心者(さらに言えば素人)の人は迷わずスポンジブラシの利用をお勧めします。

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